*好奇心のアンテナ*

地方でも大都市と同じ教育を。年長&年少の子育てと好きなものを語るブログ。

自己肯定感を高める

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子どもの教育に関するニュースや本を読むと、こんなことがよく言われていませんか?

<褒める子育て>
<ありのままの子どもを受け入れる>
<周囲と比較しない>


いわゆる、自己肯定感を高めることが、子育てにおいて重要だと言われています。
この自己肯定感については、個人的に納得できる部分と実現が難しいと感じる部分があるので、その部分を中心にまとめてみたいと思います。


自己肯定感の定義と専門家の意見


そもそも、自己肯定感とは何でしょうか?

自己肯定感とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉


引用元:wikipedia


子どもに当てはめると、子ども自身が、
<小さいことでも、自分が頑張ったことを認める>
<自分は、周囲の人に愛されていると感じる>
これらのことを積み重ねていくことが、自己肯定感を高めることになります。

では、専門家の意見は、どうでしょうか?
前野 隆司さん(慶応義塾大学大学院教授)は、こう仰っています。

幸せであるかどうかの実感と、自己肯定感は非常に強い相関があります。ざっくり言ってしまうと、自己肯定感が高い人ほど幸せで、自己肯定感が低い人ほど不幸せだと感じているんです。
 
では、そもそも自己肯定感とは何か。これは、「自分のことを好きだ」と思える感情です。自分の短所や苦手なところも含めて、自分で自分を肯定的に認めて、大事にできているかどうか、ですね。



引用元:朝日新聞EduA



子どもの自己肯定感を高めると、どうなる?


子どもの自己肯定感を高めると、どのような効果が得られるのでしょうか?
考えられるものを挙げてみました。

  • 自分に自信が持てる

  • チャレンジする意欲が出る

  • 集中力が身に付く

  • 気持ちが安定する

  • プラス思考になる

  • 失敗から何かを得ようとする

  • 応援を力に変えてくれる

どれも、ぜひ子どもに備わってほしいことですよね。
前述の前野教授の仰る通り、自己肯定感を高めると、より幸せと感じるようになるのでしょうね。

現実的に実現可能かどうか?


この問いへの答えは子どもに対してと言うより、親に懸かっているかもしれません。
親が、気持ちに余裕を持ったり、子どもへの言い方を変えるように心がけるだけで、実現します。
例えば、子どもが自ら配膳のお手伝いをしようとした時。
牛乳の入ったコップを運んでいて、少しだけ中身を床にこぼしてしまったとします。
その際に「お手伝いをしてくれてありがとう」「初めてなのに、少ししかこぼさなくてスゴイね」「今度は、こぼさないように頑張ろう」「次はお箸を並べてみる?」など、すぐに怒るのではなく、こういった親の声がけ次第で、だいぶ印象が違いますよね。
一方で、現実的に難しいと感じる部分は、親の性格や育った環境が影響するのではないかという懸念です。
子育ては、親自身が、どのように育てられたかによって、その経験の範囲内で子育てをすることになり得るからです。
やはり、子は親に似ると言いますか、生まれ持った気質や性格があるにせよ、少なからず親や周囲の人との関係で構築される考え方が、子どもにも同じように伝染していくのではないでしょうか。
そう言った意味では、親の私たちが、広い視野を持ち、柔軟な考え方をしていくことで、子どもの自己肯定感を高められるはずです。


自己肯定感の高い子は、良い子?


少し気になった点として、極端に自己肯定感の高い子が育った場合ですが、その子と周囲との関係性が心配になります。
いつも自分の考えを肯定したり、何でも挑戦することを厭わない人は、裏を返せば自己主張が強くなり、上昇志向と自信家の側面が見え隠れするからです。
そのせいで、ワガママになったり、他者に厳しくなったりしないのでしょうか。
相手を思いやる気持ちやコミュニケーション能力も、同時に身につけていく必要があるのかもしれません。


まとめ


子どもの自己肯定感を高めることは、親自身の自己肯定感を高めることにも繋がるような気がします。
私自身も、学生時代の友人やママ友と、自分を比較してしまうことが多いですが、これでは自己肯定感を高められないと反省。。。
子どもと一緒に親も自己肯定感を高めることにより、幸せと感じるようになれば、好きなものが増えたり、些細なことも喜べるなど、毎日が充実したものになりそうですよね。