習い事こそ親の出番
今の時代の幼児期の習い事は、多種多様になったなぁと感じます。
いや、昔からそうだったのかもしれませんが、私の幼児期には習字・そろばん・くもんが定番で、ちょっとオシャレにピアノ・エレクトーン辺りを習う子がいたような。
小学生になれば、スポーツ系や芸術系など、本人が希望したり、友達の影響で始めたりするようになりますが、幼児期の習い事は、基本、親が関与していますよね。
自分の子どもには、〈何かを得意にさせたい〉〈苦手なことを克服させたい〉〈興味の幅を広げさせたい〉と親の願いが込められています。
でも、いざ、何かの習い事を始めさせたら、それで満足してしまうことってありませんか?
あとは、先生と子どもに任せて、親の期待通りにならなかったら、習い事を辞めてしまう・・・そんな流れが出来ていませんか?
習い事の体験レッスンでチェックしたいところ
我が家の年長の息子。
得意・不得意なことが、だいぶ見えてきました。
興味のある分野も何となく分かります。
そして未知の分野に視野を広げてほしい親心もあり。
そこで、ここ半年の間に、あらゆる習い事の体験に行ってみました。
ざっと例を挙げますと、料理・体操・ピアノ・習字・幼児教室・ダンス・サッカー・英語・プログラミング・絵画です。
中には複数回行っていたり、違う先生を試したりもしています。
(ちなみに、スイミングのみ、3歳から習っています)
これだけ行くと、体験マニア化している感じもありますが、、、
何度も習い事の体験を繰り返すうちに、親の立場から、要領が掴めてくると言いますか、不思議と色々と分かることや見えてくるものがあるなと気づき出したのです。
それが、先生の性格と指導方法の関係だったり、通っている生徒の雰囲気だったり、料金体系だったりします。
口コミは大事ですが、やはり実際に体験に行ってこそ、感じるものがあると思います。
具体的に、私が我が子に合うかどうかという点で、重視したポイントを挙げてみます。
生徒を褒めて伸ばすのか、喝を入れて伸ばすのか、または生徒一人一人に合った方法で指導しているのか→子どものヤル気をどう引き出してくれるかが分かる
レッスンの時間内に内容を詰め込み過ぎていないか→レッスンをこなすことに重きを置いている先生もいて、あまり子どもを見ていないこともある
先生の表情や子どもへの接し方→先生に笑顔が多いと子どももリラックスできるし、レッスンの雰囲気も良い
グループレッスンの場合、まんべんなく生徒と接するか→接触に偏りがあると、子どもは疎外感を味わう
生徒の通学歴→長年通っている子が多い、兄弟で通っているなど、人気度が分かる
先生自身に向上心があるか→勉強熱心だったり、より良いレッスンになるよう、常に工夫しているとレッスンに活気がある
親とのコミュニケーションの頻度→レッスンのフィードバックがあったり、最低限の連絡のやり取りがあった方が良い
習い事を長く続けるには
そして、幼児期の習い事で一番重要だなと思ったことは、親がいつでも(または特定の日に)レッスンを見学できること。
日々、幼児期の子どもと接していて思うのは、子どもは親が近くにいたり、見ていてくれることに安心感を覚えているということです。
そして、まだまだ親のサポートが必要で、適度な距離感のもと、一緒に伴走してくれる存在が大切だと感じています。
そのため、親がレッスンに参加せずとも、いつでも見学可能であることは、とても重要なことだと思います。
レッスンの予習・復習をするのはもちろん、個別に練習したいことや先生のアドバイス・助言を振り返るには、子どもの記憶力や判断力のみに頼れません。
また、グループレッスンの場合、見学していると、他の生徒の言動から学べることも多くあります。
同時に我が子の癖や何がどのように苦手なのか等、客観的に我が子を見る機会に恵まれます。
これは大きなメリットではないでしょうか?
せっかく時間とお金をかけて始める習い事ですから、親としても何か得るものがあってほしいですし、子ども自身も上達したら嬉しいですよね。
何より、親子で一緒に取り組む時間を持つことが、幼児期には貴重なことだと思います。
まとめ
子どもは、どんどん成長していきます。
小学生になれば、習い事の送迎も必要がなくなりますし、レッスンへの取り組み方も変わっていきます。
その分、好き嫌いがハッキリしたり、人間関係などの悩みも出てくるかもしれません。
その時に習い事の状況を知っていると、子どもの相談にのれたり、何かしらの手助けがしやすいですよね。
習い事は経験の積み重ねです。
その土台を作るのは、幼児期の親の関わり方なのだと思います。
ぜひ、みなさんもお子さんの習い事を、実り多いものにしてください!